冬物衣類の洗い方~ダウン編~

ダウンジャケットやジャンパーなど、汚れがあったので洗濯機で洗ったところ、取り返しがつかない状態になってしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。ここでは、冬物衣類の洗い方について、よくある失敗例と洗う時のコツ、そして具体的な洗い方について解説します。

ダウンジャケットの洗濯でよくある失敗例

ダウンジャケットを洗濯する上で良くある失敗例が以下の4つです。

  1. ダウンが偏ってしまった
  2. ぺたんこになってしまった
  3. 色むらができてしまった
  4. ステッチがほつれてしまった 

ダウンが偏ってしまった

ふわふわのダウンジャケットが偏ってしまうのは、脱水による遠心力の影響です。また、完全に乾いていないと、ダウンのボリュームが減ってしまうため偏ってしまいます。

お気に入りのダウンジャケットを長持ちさせたいなら、脱水は短め、そして完全に乾くまで数日かけてじっくり乾かすことを意識しましょう。

 ぺたんこになってしまった

ダウンジャケットが水分を含んでしまうと、ボリュームがなくなりぺたんこになってしまいます。もこもこの形が気に入っていたのに、洗濯したら半分以下になってしまったというケースも少なくありません。

ダウンジャケットの形を崩さないためにも、これから紹介する正しいお手入れの仕方を取り入れてみましょう。

色むらができてしまった

ダウンジャケットを洗濯して乾かしたら、当初の色ではなくなってしまうこともあります。これは、ダウンジャケットについた汗や皮脂汚れがついたまま放置しておくことにより、生地が劣化してしまうためです。

お手入れしないと、劣化してしまいますし、間違った洗濯すると偏りやボリュームが減ってしまうので、ダウンジャケットの素材に合わせたお手入れが必要です。

ステッチがほつれてしまった

ダウンジャケットは、中に羽毛を入れるため細かく縫い目が入っています。冬は頻繁に着用するので、どこかにひっかけて傷を作ってしまっているかもしれません。

そんなステッチのほつれがある状態で、洗濯してしまうとほつれた場所から羽毛が出てしまいます。ほつれを見つけたらそのままにせず、縫い目をふさいでから洗濯するようにしましょう。

ダウンジャケットの洗い方

ダウンジャケットを洗うためには、洗濯表示を確認し、洗濯する前の事前準備が必要となります。

事前に確認するポイントは以下の2つです。

  1.  洗濯表示を見て洗濯機か手洗いか確認する
  2. 洗濯前に事前準備をする

洗濯表示を見て洗濯機か手洗いか確認する

ダウンジャケットは、洗濯機で洗えるものと手洗いを推奨するもの、そしてクリーニングに出すという3つの選択肢があります。

ご自身が持っているダウンジャケットは、どの方法がベストなのかはタグについている洗濯表示に記載されています。

洗濯表示のたらいのマークは家庭での洗濯が可能であることを意味し、たらいに手が入っているものは手洗いを意味します。また、〇印は、クリーニング店での洗濯を意味しているので、自宅では洗わずプロにお任せします。

ダウンジャケットを洗う際には自己判断せず、必ず洗濯表示を確認するようにしましょう。

洗濯前に事前準備をする

洗濯機もしくは手洗いの確認ができたら、洗う前の準備をします。 特に汚れが目立つ襟や袖口は、中性洗剤をスポンジに染み込ませ、軽くたたいて汚れを落としておきます。

また、フードがある場合は取り外し、チャックやボタンは閉めておきます。その時、縫い目にほつれがないかどうかも一緒に確認し、発見したら修理しておきます。

ダウンジャケットを洗う時のコツ[洗濯機・手洗い共通]

ダウンジャケットを洗濯機もしくは手で洗う場合の注意点は以下の6つです。

  1.  浮かないように沈めて洗濯する
  2. 全体に水分をいきわたらせる
  3. 脱水は短時間を数回に分けて行う
  4. 洗濯したら形を整えて干す
  5.  直射日光を避けて日陰で乾燥
  6.  最後に乾燥機で仕上げ

浮かないように沈めて洗濯する

ダウンジャケットは、軽い素材で作られているので、水に浮いてしまいます。洗剤が素材に浸透するように、浮かないように丁寧に沈めます。

全体に水分をいきわたらせる

浮かないようにダウンジャケットを沈めたら、全体に水分がいきわたるように押して浸透させます。このひと手間をかけるだけで、汚れ落ちが変わってくるので、丁寧に行うようにしましょう。

脱水は短時間を数回に分けて行う

洗濯とすすぎが終わったら、次はダウンが偏らないように細心の注意を払って脱水します。 

ダウンジャケットを脱水するには、短時間を数回に分けて行うと型崩れを防ぐことができます。例えば1分の脱水を3回に分けて脱水をします。

ダウンジャケットの大きさによっても異なるので、定期的に見ながら脱水の時間を調整してみてください。

洗濯したら形を整えて干す

脱水が終わり、水分が残っているようなら大きなバスタオルで全体を覆い、軽く押して残っている水分を取ります。

丁寧に脱水を行っても、ダウンが偏ってしまうことがあるので、干す前に形を整えるのがポイントです。前後と上下のバランスを見て、偏りがないようにきれいに広げます。この時、ハンガーを使うと肩から下に重みがかかってしまい、形が崩れてしまいます。

ハンガーを使う場合には、肩に負担がかからない太めのものを使うか、平らに干して形を整えましょう。 

直射日光を避けて日陰で乾燥

ダウンジャケットは、少しでも水分が残ってしまうと、ボリュームが減ってしまう他、色ムラの原因になってしまいます。

 完璧に乾かすためには、直射日光を避け風通しの良い場所で乾燥させます。ハンガーを使う場合には肩に負担のかからない大きいものを使用し、干した時にバランスを見て形を整えます。

ダウンジャケットは、陰干しでも2〜3日はかかるので根気よくしっかり乾かすことを意識しましょう。

最後に乾燥機で仕上げ

最後の仕上げとして、乾燥機が使用できる場合は、乾燥機を使ってしっかり乾かします。乾燥機を使う場合は、脱水と同様、短時間を数回に分けて乾燥させます。

乾燥機が使えない場合には、ドライヤーの冷風を使って気になる場所を乾かしていきます。

ダウンジャケットを洗濯機で洗う方法

ここからは洗濯機と手で洗う方法を細かく解説していきます。洗濯機で洗う方法は以下のような流れになります。

  1. 洗濯ネットに入れる
  2. 洗剤液の中に入れる
  3. ドライモードで洗濯
  4. 脱水は短時間
  5.  陰干しで乾かす

洗濯ネットに入れる

ダウンジャケットを洗濯機で洗う前に、襟や袖口の汚れをスポンジで叩いて落とし、フードは外してチャックやボタンを止めて事前準備をします。

ダウンジャケットはたたんでから洗濯ネットに入れます。洗濯ネットのサイズは、ダウンジャケットを2つ折りにした状態で入るのがベストなので、洗濯する前にチェックしておくと良いでしょう。

洗剤液の中に入れる

ダウンジャケットを洗濯ネットに入れたら、次は洗濯機の中に水またはぬるま湯を入れ洗剤を入れて洗濯液を作っておきます。

その中に洗濯ネットに入れたダウンジャケットを浸し、全体に水分がいきわたるように押して沈めます。

ドライモードで洗濯

洗濯機で洗うコースは、機種にもよりますが弱い水流で洗うドライコースもしくは手洗いコースを選びます。

スタートボタンを押して、洗濯ネットが優しく回転しているのをみたらしばし待ちます。

脱水は短時間

洗濯とすすぎの間の脱水は、短時間で行い、素材が偏らないように細心の注意を払います。心配なら、途中で取り出して手で押して水分を出すひと手間を加えましょう。

陰干しで乾かす(手洗いと共通)

脱水したら、ダウンが偏らないように形を整え、しっかりしたハンガーを使うか、平らに干して直射日光が当たらない場所に干して気長に乾燥させます。 

陰干しと室内干しを繰り返し、しっかりと乾かすようにしましょう。

ダウンジャケットを手洗いする方法

ダウンジャケットを手洗いする流れは以下のようになります。

  1. 押し洗い
  2. タオルで水分を取る
  3. 陰干しで乾かす

押し洗い

ダウンジャケットを手洗いする時には、ダウンジャケットが入るサイズの桶を用意します。ダウンジャケットは大きいので、ちょうど良いサイズの桶がないかもしれません。

そんな時には洗面所をきれいに洗い、栓をしてシンクを活用してみましょう。水またはお湯をため、洗剤を入れて軽く混ぜ、ダウンジャケットを畳んでそのまま水に沈めます。

この時、全体に水分が行き届くように押して浸透させるのがポイントです。

洗剤液に入ったダウンジャケットを上から両手で軽く押し、手を放して浮かんでくるのを待ちます。

これを2〜3回繰り返したら洗濯は終了。次はすすぎをするために水を抜いて新しい水を入れてすすぎを繰り返します。

タオルで水分を取る

泡が出てこなくなるまですすいだら、タオルで水分を取りながら形を整えます。洗濯機の脱水機能を使う場合は、1分程度の短時間で数回に分けて行い、水分を取ります。

陰干しで乾かす(洗濯機と共通)

陰干しで乾燥させる手順は、洗濯機で洗う場合と同様です。すすぎが終わったら、水分を拭き取り、形を整えて直射日光を避けて乾かします。

1日では乾かないので、陰干しと室内干しを繰り返し2〜3日かけて完璧に乾かしましょう。

ダウンジャケットを保つコツ

ダウンジャケットは、使い始める前とシーズンが終わって収納する前とできれいに保つコツがあります。

防水スプレーをする

まずは、使い始める前に汚れがつかないように防水スプレーをかけましょう。この防水スプレーがあるのとないのとでは、汚れの付き方が変わってくるためです。

しまい洗いはクリーニングへ

ダウンジャケットは、汚れが目立つようになったら洗わなければいけませんが、次のシーズンに着られるよう、しまい洗いをすると便利です。

素材の偏りや臭いを防ぐためにも、クリーニングを活用してきれいな状態で収納するようにしましょう。

まとめ

ダウンジャケットは洗濯が可能ですが、脱水の時間を短くし、形を整えて干すなど気をつけなければいけないポイントが何点かあります。手間と労力がかかるので、お気に入りのダウンジャケットを持っている人はクリーニングを利用してみることをおすすめします。

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