洗濯物の黄砂対策ってどうやったらいいの?黄砂の時期に洗濯物を乾かすコツ

洗濯物を取り込んだ時、いつもと違う臭いや砂のような細かい粒子が出てきて疑問に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。風が強い訳ではないのに、衣類に砂が付いていたら、それは黄砂による影響です。ここでは、黄砂が洗濯物に与える影響と黄砂の時期に洗濯物を乾かすコツについて解説します。 

黄砂とは

黄砂(こうさ)とは、日本から遠く離れた中国の内陸部にある砂漠から、数千メートルまで風で砂が舞い上がり、偏西風にのって日本に到着し、降り注ぐ現象のことです。 

黄砂の粒子は花粉よりも小さく、水に溶けない不溶性のため、外に干してある洗濯物に付着してしまうとさまざまな影響を及ぼしてしまいます。また、大量に降り注ぐと喘息やアレルギー症状を発症する場合があり、人体への影響も懸念されています。

黄砂のピーク

黄砂は、実は年間を通して飛来しています。しかし、特に多くなるのが3月〜5月にかけてです。

これは、砂漠近郊のエリアで雪が解け地面が乾燥して砂が舞い上がるためです。そのため、3月・4月・5月は特に黄砂対策が必要になってきます。 

黄砂対策のポイントは、黄砂を部屋に持ち込まないという点です。 

黄砂が洗濯物に与える影響

洗濯物に黄砂が付いてしまうことで以下のような影響があります。

  1. 臭いが付く
  2. 払っても落ちにくい
  3.  黄ばみになる
  4. アレルギー反応を起こしてしまう

臭いが付く

黄砂は砂なので臭いはありません。しかし、風に乗って移動する間に有害物質や金属の化合物なども含まれてしまうため、洗濯物についてしまうとほこりっぽく、生乾き臭のような悪臭になります。また、黄砂の粒子は細かいので繊維の間に入り込んでしまい、落ちにくいという特徴があります。 

砂の集合体ですが、大量に飛散するとさまざまな影響を及ぼすため、侮れません。

払っても落ちにくい

黄砂の粒子は花粉よりも小さいため、衣類の繊維に入り込んでしまいます。そのため、払っても落ちにくく、繊維を痛めてしまう原因にもなってしまうのです。

目には見えない細かい粒子ですが、洗濯物についてしまうと臭いが取れず、不溶性のため洗濯しても粒子も落ちにくいので黄砂対策が必要です。

黄ばみになる

洗濯物の黄ばみの原因は、汗や皮脂が残ってしまっている場合、細菌が繁殖してしまうため黄色に変色してしまいます。

しかし、黄砂は微量ですがマグネシウムや鉄、そしてカルシウムを含んでいるので、黄砂が少しでも残ってしまっていると、黄ばみの原因になってしまいます。そのため、完全に取り除くか黄砂をつけない対策が必要となります。

アレルギー反応を起こしてしまう

黄砂にはマグネシウムや鉄の他、金属の化合物が含まれているため、目のかゆみや鼻水、くしゃみといったアレルギー性鼻炎を発症してしまうケースもあります。

ちょうど花粉症の時期と重なるので、花粉が原因かと思いきや、実は黄砂によるケースもあるため、注意が必要です。

また、黄砂によるアレルギーは、肺炎や呼吸器疾患など。症状が重くなるケースも報告されています。

有害な化学物質は室内に持ち込まないよう、黄砂対策が必要不可欠となります。

黄砂の時期は部屋干しがベスト

一番の黄砂対策は、外干しではなく部屋干しです。黄砂に触れる機会を減らすことで洗濯物に黄砂が付く量を減らすことができます。

しかし、3月〜5月の約2ヶ月もの間、部屋干しをするのは気が重くなるもの。

そこで、黄砂の時期に洗濯物を乾かすコツについて解説します。

黄砂の時期に洗濯物を乾かすコツ

黄砂は年間を通して飛んでいますが、特にピークを迎える3月~5月は以下の4つを意識します。

  1. 洗濯物カバーを使う
  2. 窓を開けるのは必要最低限
  3. 部屋干しは新聞紙を下に敷く
  4. 衣類乾燥機を使う

洗濯物カバーを使う

黄砂は花粉よりも細かい粒子ですが、黄砂用の洗濯物カバーをつけると洗濯物に直接黄砂が付くのを防ぐことができます。

洗濯物カバーはメッシュ素材で作られているので、通気性も良く、花粉対策にも使えます。さらに、軽量でコンパクトに畳めるものも多く販売されているので、使ってみる価値はあります。

黄砂と花粉症対策を考えているなら、ピンチハンガーを覆うようにかける洗濯物カバーを使ってみましょう。

窓を開けるのは必要最低限

部屋の中に黄砂が入ってしまったら、部屋干しにしていても洗濯物に黄砂がついてしまいます。そこで、黄砂の時期は、外干し、部屋干しに限らず、窓を開けるのは必要最低限にします。

窓を完全に遮断し、開けずに生活するということは無理なので、空気の入れ替えや外に洗濯物を干す場合、室内で干してから外に干すなどの工夫が必要です。

朝起きてからの空気の入れ替えや、日中に洗濯物を干すときの開け閉め。そして外干しから部屋に干すときに空気の入れ替えを兼ねて窓を開けるなど、意識すれば1日に数回で窓の開け閉めが完結します。

窓を開けたら掃除機で吸い取り、床を拭くなど。黄砂を室内に入れないための対策をします。

黄砂による臭いや黄ばみ、そしてアレルギー反応を起こさないためにも、窓を開けるのは必要最低限を心がけるようにしましょう。

 部屋干しは新聞紙を下に敷く

外に干す時には、洗濯物カバーを使いますが、カバーについた黄砂が洗濯物についてしまう可能性もあります。

念には念を入れて、外干しから部屋の中に入れる際には、新聞紙を下に敷いて洗濯物についた湿気を取りつつ、掃除機をかけて床を拭き、黄砂を持ち込まない対策を徹底します。

衣類乾燥機を使う

部屋干しは干す場所の問題があり、乾くまで時間がかかってしまうので、生乾き臭が気になるもの。

衣類乾燥機を持っているなら、家電の力を借りて一気に乾かしてしまいましょう。

衣類乾燥機がない場合は、リビングの中央に折り畳み式の部屋干しスペースを作り、エアコンやサーキュレーターを使って乾かします。 

外に干してさっぱりしたい所ですが、3月〜5月は花粉や黄砂をつけないことを意識することが重要です。

外干しは、5月の連休明けを目安とし、部屋干しをして黄砂を室内に持ち込まないようにしましょう。

黄砂がひどい時はコインランドリーを活用しよう

黄砂の飛散状況は天気予報でも確認することができます。

スマートフォンにお天気アプリを入れ、明日の黄砂の飛散状況や一週間の予想を見て外に干せるか、それとも部屋干しにするか、あらかじめ計画を立てます。

黄砂は、ほぼ無・少ない・やや多め・多い・非常に多いの5段階で表示されるので、やや多めや非常に多い時は、思い切ってコインランドリーを活用しましょう。 

コインランドリーは、洗濯物を持ち込んでお金を入れて、スイッチを押すだけで洗濯から乾燥まで自動で進めてくれます。

密閉空間の中で全てが終わるので、黄砂が付く心配がありません。

せんたくひつじでは、14kgから28kgまでの洗濯機を完備!洗濯物の量は1人あたり約1.5kgなので、4人家族なら6kg。2日分なら12kg。3日分なら18kgとまとめて洗うことができるのです。

家事は洗濯だけではありません。少しでも負担が減らせるよう、コインランドリーを活用してみましょう。

コインランドリーで一気にお洗濯から乾燥までできれば、他の家事が少し楽になります。コインランドリーを選ぶなら24時間いつでも利用できるせんたくひつじがおすすめです。

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まとめ

黄砂のピークは3月〜5月。この時期は、コインランドリーが強い見方になってくれます。部屋干しと併用しながら、土日や休みの前の日など、上手に利用して黄砂の時期を乗り越えましょう。

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