眠っていた秋物を気持ちよく着てもらうための使用前洗いのすすめ

皆さんは、衣替えをする時に、収納していた衣類をそのまま出して着ていませんか?きちんと洗ったはずなのに、着てみるとカビ臭さや、黄ばみや変色を見つけてしまい、衣替えのテンションが下がってしまったという人も少なくありません。ここでは、秋物を気持ちよく着てもらうための使用前洗いについて解説します。

 使用前洗いとは

使用前洗いとは、収納していた衣類を着る前にもう一度洗いなおすことです。このひと手間を加えると、臭いや見えない汚れを取り除くことができ、きれいな状態で袖を通すことができます。

使用前洗いと言っても、普段のお洗濯と変わりません。シーズン以外の洋服はクローゼットの中で冬物は4ヶ月、夏物は8ヶ月保管することになります。

その長期間収納している間についてしまった汚れを、着る前にもう一度洗い直して汚れを落とす作業が使用前洗いなのです。 

使用前洗いをした方が良い例

使用前洗いをした方が良いのは、衣替えをする夏と冬の年2回と新品の洋服を買った時です。

 衣替え(春夏と秋冬の年2回)

衣替えは、春夏ものは6月、秋冬ものは10月が目安となり、それより1・2週間前に使用前洗いをスタートします。

これは、家族の人数が多ければ早めにスタートした方がいいですし、単身なら数日前でもOKです。急に暑くなったり、寒くなったりということも考えられるので、早めに準備しておくのがおすすめ。

クローゼットに収納しておいた衣類を取り出し、変色がないかどうかを確認して、洗濯機で洗い直します。

新品

新しく買った洋服は、製造過程でのごみやほこり、そしてアレルゲンが付着している場合があります。

また、形をきれいに見せるため、のりがついているものもあり、吸水性が低下しています。パリっとした状態は新品ならではですが、これらの目には見えないごみを落とすため、袖を通す前に使用前洗いをしましょう。

まず. 新品の洋服は購入したらその都度使用前洗いをして乾かしてから着るようにしましょう。

使用前洗いをするメリット

使用前洗いをするメリットは以下の3つです。

  1. 見えない皮脂汚れを落とせる
  2. 臭いやカビをリセットできる
  3.  湿気を洗って乾燥させる

見えない皮脂汚れを落とせる

収納していた洋服は、きれいに見えて実は皮脂汚れが残ってしまっている、もしくは、落とし切れていないケースがあります。

皮脂汚れは空気中の酸素と結合し、黄ばみの原因になるので一定期間収納した洋服は、着る前に使用前洗いをして見えないごみをきれいに洗い流しましょう。

臭いやカビをリセットできる

夏の衣替えは6月。冬の衣替えは10月ですが、4ヶ月〜8ヶ月程度クローゼットに収納することになります。

クローゼットの中は湿気が多いためカビが繁殖し、換気をしなければその臭いはずっと残り続けますそんな衣類やクローゼットの中で発生したカビは、繁殖を続け、衣替えの時期にクローゼットから出すと嫌な臭いとして残ります。

衣替えをして気持ち良く着るためには、このようなカビや臭いを使用前洗いでリセットします。

きれいにしまったつもりでも、たたみじわができているかもしれません。使用前洗いをして、お気に入りの柔軟剤を使ってふわっと仕上げましょう。

クローゼットのカビの臭いが気になるなら、高温でカビを吹き飛ばしてくれるコインランドリーもおすすめです。コインランドリーをおすすめする理由についてはこちらの記事をご覧ください。

湿気を洗って乾燥させる

クローゼットの中は、頻繁に換気をする機会が少ないため、中に入っている空気が循環せず、空気中の水分が溜まってしまいます。

定期的に換気ができればベストですが、湿気がどんどん溜まってしまい、せっかくお洗濯した洋服も湿気を吸ってしまうことに。久しぶりに取り出した時に、なんだか湿っぽいと感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

お気に入りの洋服をもう一度着るために、洋服についてしまった湿気を使用前洗いで洗濯し、乾燥させてリフレッシュさせましょう。

使用前洗いと言っても、通常のお洗濯と変わりません。このひと手間で汚れや臭いを取り除き気持ち良く衣替えができるのです。

使用前洗いをする時のポイント

秋物を気持ちよく着るための使用前洗いには3つのポイントがあります。

ひとつずつチェックしていきましょう。

  1. 洗濯表示を確認
  2. 手洗いもしくは洗濯機で
  3. 家族全員ならコインランドリーがおすすめ

洗濯表示を確認

衣替えの前に確認していると思いますが、使用前洗いをする際には、もう一度洗濯表示を確認するようにしましょう。

これは、間違った洗い方をしているケースもあるため、洋服にあった洗濯方法を再確認するためです。

洗濯表示で確認するポイントは、洗濯機で洗えるかどうかと、洗濯で使用する水の温度です。洗濯処理の温度は30℃のぬるま湯から95℃の熱湯まで分類されています。

生地を傷めないためには、素材にあった洗い方をしなければいけないので、洗濯表示を見る習慣をつけておくと苦になりません。 

特にお気に入りの洋服は、洗う頻度も多いため、洗濯表示のタグが薄くなってしまうことも。洗濯表示のタグを見て洗濯する習慣をつけておくと、使用前洗いの準備も少し楽になります。

手洗いもしくは洗濯機で

洗濯表示のタグを見て、洗濯機での洗濯が可能かどうか確認しますが、洗濯機が使えない場合は、手で洗います。

やり方は簡単!30℃位のぬるま湯を洗面器に用意し、おしゃれ着用の中性洗剤を入れます。ない場合は衣類用の洗剤でもOKですが、お気に入りの洋服を長く着たいなら、おしゃれ着用の中性洗剤は1本持っていると便利です。

洋服を洗濯液につけて、上から軽く押し洗いをします。押し洗いは優しく20回程度繰り返し、洗面器の水を交換してすすぎ洗いをします。

2〜3回程度水を交換するときれいになります。泡が出てこなくなったら脱水し、形を整えて干せばOK!洗濯機の場合は、通常の洗濯と同様に回して脱水し、干します。

家族全員ならコインランドリーがおすすめ

使用前洗いは、通常の洗濯とあまり変わりませんが、量が増えるので何回か洗濯機を回さなければいけません。

天気も見ながら、晴れた日に一気に終わらせたいという人は、コインランドリーを活用して家族全員分の衣類を1回で終わらせてしまいましょう。

コインランドリーなら、高温の熱風で乾燥してくれるので、気になる臭いも吹き飛ばしてくれます。しかも、繊維と繊維の間に空気が入り込むので、ふわっとした仕上がりになります。

衣替えは春夏用と秋冬用で1年に2回あります。その都度使用前洗いがおすすめですが、2回しかないのでコインランドリーを使って時間を有効に活用して衣替えに備えましょう。

せんたくひつじならば、HPからご利用になりたい店舗の稼働状況が分かるので、さらに効率的に洗濯ができますよ。

使用前洗いと同じ位、手間をかけて欲しいのがTシャツのしまい洗いです。しまい洗いについてはこちらの記事をご覧ください。

まとめ

眠っていた秋物を気持ちよく着てもらうためには、見えない汚れや臭いを取り除く使用前洗いがおすすめです。このひと手間をかけるだけで、袖を通した時のテンションが変わってくるので、ぜひ実践してみてください。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA