普段の洗濯ではなかなか洗いづらいカーテンですが、年末の大掃除にカーテンも一緒にきれいにしたいという人も多いのではないでしょうか。そんな生活の中になくてはならないカーテンですが、冬は結露によってカビが生えてしまうこともあります。ここでは、カーテンについてしまったカビを落とす方法とカーテンの洗い方について解説します。
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カーテンのカビの原因
生活必需品の一つでもあるカーテンには、加湿器による結露や湿気、そして部屋干しなどで窓ガラスに湿気が溜まりカビが繁殖してしまいます。
これは冬に限らず、梅雨など湿気の多い時期にも対策が必要です。カビをそのまま放置してしまうと、喘息やアレルギー症状を起こす可能性もあるため、定期的にお手入れをしなければいけません。
カーテンのカビを落とす方法
カーテンにカビが生えているのを発見したらまずは洗濯表示を確認し、洗濯の仕方によってやり方が異なります。
カーテンを洗う方法は、大きく分けて3つ。洗濯機と手洗い、そしてクリーニングです。
洗濯表示を確認
カーテンのタグには洗濯の仕方を表す洗濯表示が付けられています。そのタグを見て、洗濯機での洗濯が可能かどうかを確認します。洗濯機が使えない場合は手洗いになり、素材によってはクリーニングを推奨するものもあります。
チェックするマークはたらいのマークですが、洗濯表示の見方や具体的な洗い方については以下の記事をご覧ください。
付け置き漂白
カーテンには、細かいほこりやハウスダストがたくさんついています。また、手垢や油汚れなどもついているので一度掃除機をかけて汚れの状態を見ます。
目立つようなら40℃〜50℃のお湯を使い酸素系の漂白剤を溶かして付け置き漂白をします。洗濯機が使える場合は洗濯槽に。手洗いの場合は浴槽にお湯を張り、1時間ほど付け置き洗いをしましょう。
1時間ほど放置したら、通常通り洗濯してカーテンレールに取り付けて乾燥させます。コースは、水流が弱いおしゃれ着コースまたは、毛布コースなどを選びましょう。
カーテンの洗い方
カーテンの基本的な洗い方は以下のような流れになります。
- 洗濯表示を確認する
- レールから外してフックを取る
- 折りたたんで洗濯ネットに入れる
- 中性洗剤を使って洗濯
- 脱水は短時間
- カーテンレールにかけて干す
洗濯表示を確認する
カーテンは基本的に洗濯機で洗濯が可能ですが、洗濯機での洗濯ができるか、それとも手洗いが必要なのかの確認が必要です。 また、素材によってはクリーニングを推奨するものもあるため、必ず洗濯表示を確認します。
レールから外してフックを取る
カーテンの洗い方を確認したら、カーテンレールから外してカーテンに付いているフックも一緒に取り外します。
一つでも残ってしまうと、一緒に洗濯してしまい生地を傷めてしまうので、外したらもう一度カーテンを確認し、フックの外し残しがないようにします。
折りたたんで洗濯ネットに入れる
カーテンレールから取り外し、フックを取ったら目立った汚れがないか確認します。カビやしみがある場合はぬるま湯に塩素系漂白剤を入れて1時間ほど付け置きします。
カーテンはプリーツに沿って蛇腹に折り畳んで洗濯ネットに入れます。付け置き漂白をした場合も同様に、蛇腹に折って洗濯ネットに入れます。
中性洗剤を使って洗濯
洗濯ネットに入れたら、洗濯機に入れて中性洗剤を使用します。コースは、洗濯機の機種にもよりますが、おしゃれ着洗いコースや毛布コースなど水流が弱いコースを選びます。
脱水は短時間
洗濯が終わったら次は脱水ですが、カーテンはデリケートな素材で作られており、洗濯シワができてしまうのを防ぐため30秒から1分程度で脱水を終わらせます。
カーテンレールにかけて干す
脱水が終わったら乾燥ですが、丈が長くないものであればそのままカーテンレールにつけて自然乾燥します。付属のフックを付けてカーテンレールに取り付けていきましょう。
丈が長いものは床についてしまうので、物干し竿に干したのち、カーテンレールに取り付けます。
コインランドリーなら複数のカーテンも洗濯可能
カーテンを洗う方法は、洗濯機か手洗い、そしてクリーニングになりますが、カーテンは大きく、また複数の部屋のカーテンを洗う場合、何度も同じ作業をしなければいけません。
汚れを落としつつ、早くカーテンをきれいにしたいなら、コインランドリーを活用しましょう。カーテンは基本的に自然乾燥なので、コインランドリーでの乾燥は必要ありません。
カーテンの重さは1枚1kg前後。2枚なら2kg。と枚数に応じて1kgずつ増えていきます。カーテンをまとめて洗うなら10kgで1000円とリーズナブル!
コインランドリーにかかる時間は30分〜40分程度なので買い物ついでにセットして帰りには終了しています。濡れたまま持ち帰ることになりますが、サイズの大きいカーテンを何度も洗濯ネットに入れて待つという作業を繰り返すより、効率よく洗濯することができます。
カーテンのカビを予防する方法
カーテンを洗濯しても、結露や加湿、部屋干しでカビが生えてしまいます。ここからは、カーテンのカビを予防する3つの方法について紹介します。
こまめに換気
カビは加湿や部屋干しなどの湿気を吸って繁殖してしまいます。カビが発生しやすい温度は20℃〜30℃、そして湿気が70%〜80%前後ある時です。
これは、6月〜9月の梅雨の時期と加湿器を使う冬場に該当します。 この時期は、湿気によりカビが繁殖しやすくなるので、こまめに換気をして湿気をため込まないようにしましょう。
換気するタイミングは、湿度が低くなる時間に窓を開けます。冬場は12時から14時、夏は12時から16時の時間内に10分ほど窓を開けて換気をします。
時間的に難しい場合は、換気扇やサーキュレーターを活用しましょう。
吸水テープを貼る
結露はカビが繁殖してしまう要因の一つです。結露対策としては窓に吸水テープを貼って結露水を吸い取ります。結露対策用の吸水テープはデザインやカラーバリエーションも豊富で、100均でも販売されています。
この吸水テープがあるのとないのとでは、結露の発生とカビの繁殖に大きく影響するので使わない手はありません。近くの100均で結露テープまたは、吸水テープをチェックしてみましょう。
除菌スプレーを活用
こまめに換気をしていても、吸水テープで結露対策をしていても、カビを完全にシャットアウトすることはできません。念には念を入れたい人は、カーテン用に除菌スプレーを活用してみましょう。
カーテン用の除菌スプレーは週に1回全体にスプレーするだけで、カビの発生を防ぐことができます。ひとつの方法にこだわらず、いろいろな方法を組み合わせてカーテンのカビ対策をすることをおすすめします。
まとめ
毎日使うカーテンは、普段の洋服と同じようにお手入れしたいものですが、後回しにしていた人は、洗濯の仕方を再確認し、洗濯ネットに入れてきれいにしてみましょう。少し楽をしたいという人は、家の中にあるカーテンをまとめてコインランドリーで洗濯し、気持ちをリフレッシュすることもできます。ぜひ参考にしてみてください。
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