洗濯したばかりのタオルなのに、濡れると雑巾のような臭いがする。何度洗い直しても取れない——。そのお悩み、タオルの繊維の奥に蓄積した「菌」が原因かもしれません。この記事では、タオルの臭いが取れない理由と、家庭でできる臭いのリセット方法4つ、そして臭いを再発させないための洗濯習慣を分かりやすく解説します。
タオルの臭いが取れない原因は「菌の蓄積」
タオルの生乾き臭の主な原因は、洗濯で落としきれなかった皮脂汚れをエサに増える菌だといわれています(代表的なものはモラクセラ菌と呼ばれる常在菌です)。この菌は繊維の奥に入り込むと通常の洗濯ではなかなか落ちず、濡れるたびに臭いがよみがえる「臭い戻り」を起こします。
つまり、臭いの染みついたタオルは「洗い方を変える」のではなく、一度リセットのための特別なケアをする必要があります。ポイントは、菌が苦手とする高温と酸素系漂白剤です。
タオルの臭いを取る方法4選
1. 酸素系漂白剤のつけおき
最も手軽で効果を実感しやすい方法です。40〜50℃のお湯に粉末タイプの酸素系漂白剤を溶かし、タオルを30分〜1時間つけおきしてから、いつも通り洗濯します。お湯の温度が低いと働きが弱まるため、給湯温度を高めに設定するのがコツです。塩素系漂白剤と違って色柄物にも使えますが、洗濯表示は事前に確認してください。
粉末タイプの酸素系漂白剤は1袋あるとタオル以外の衣類のつけおきにも使えて便利です。
2. 煮洗い
綿100%のタオルなら、大きめの鍋でお湯を沸かし、10分ほど煮る「煮洗い」も昔ながらの有効な方法です。火を止めたら冷めるまで置き、その後洗濯機で洗います。やけどには十分注意し、化繊混のタオルは傷む場合があるため避けましょう。
3. コインランドリーの高温乾燥
コインランドリーのガス式乾燥機は家庭用より高温で、臭いの原因菌の対策に役立つとされています。洗濯後に20〜30分高温乾燥にかけるだけなので、大量のタオルを一度にリセットしたいときに便利です。仕上がりもふんわりします。詳しくは洗濯物がフワフワに!コインランドリーの賢い使い方をご覧ください。
4. 重曹を使ったつけおき
軽い臭いなら、40℃前後のお湯に重曹を溶かして30分ほどつけおきする方法もあります。皮脂汚れをゆるめて落としやすくする働きが期待できます。酸素系漂白剤ほどの力はないため、「予防を兼ねた軽いケア」と考えるとよいでしょう。
臭いを再発させない洗濯習慣
せっかくリセットしたタオルも、日々の洗濯習慣によっては臭いが戻ってしまいます。次のポイントを心がけましょう。
- 濡れたタオルを洗濯機に溜め置きしない:使用後は広げて乾かしてから洗濯カゴへ
- 洗濯物は詰め込みすぎない:洗濯機の容量8割までを目安に、汚れをしっかり落とす
- 洗い終わったらすぐ干す:濡れた時間が長いほど菌が増えやすくなります
- 洗濯槽を定期的に掃除する:洗濯槽の裏側の汚れが臭いの原因になる場合があります
洗濯槽のお手入れ方法は洗濯機の掃除ってどうやったらいいの?掃除する場所とやり方を紹介で、部屋干しで早く乾かすコツは梅雨の部屋干し。生乾き臭をつけず早く乾かすコツ6つで詳しく解説しています。
何をしても臭いが取れないときは
リセットケアを試しても臭いが戻る場合は、繊維自体の劣化が進んでいるサインかもしれません。タオルの寿命は洗濯30〜50回程度ともいわれ、ごわつきや吸水性の低下を感じたら買い替えどきです。タオルを清潔に保つ洗濯頻度についてはタオルを洗う頻度ってどれくらい?タオルの洗い方と干し方のポイントも参考にしてください。
まとめ
タオルの取れない臭いは、繊維に蓄積した菌が原因の場合が多く、酸素系漂白剤のつけおき・煮洗い・コインランドリーの高温乾燥などでリセットできます。日頃から「溜め置きしない・すぐ干す・洗濯槽を清潔に」を心がけて、ふんわり気持ちのよいタオルを保ちましょう。
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