夏のあいだ使った布団をしまう時期になると、「押し入れに入りきらない」「収納前に丸洗いしたいけれど、洗ったあとの置き場所がない」と悩む方は少なくありません。そんなときに選ばれているのが、丸洗いと預かりがセットになった保管付きの布団クリーニングです。この記事では、保管付き布団クリーニングの仕組みと料金・保管期間の目安、選ぶときのチェックポイント、申し込みに向いた時期と流れまでを分かりやすく解説します。
保管付き布団クリーニングとは?仕組みと料金の考え方
保管付き布団クリーニングは、布団を丸洗いしたあと、次のシーズンに使うまで専門の倉庫で預かってもらえるサービスです。申し込むと集荷キット(布団を詰めるための大きな袋)が届き、そこに布団を入れて宅配便で送るだけなので、重い布団を持ち運ぶ必要がありません。
流れとしては、集荷 → 工場で丸洗いと乾燥 → 温度や湿度を管理した倉庫で保管 → 希望の時期に返送、というかたちが一般的です。保管料はクリーニング料金に含まれているプランが多く見られますが、期間の延長などで追加料金が発生する場合もあるため、申し込み前に確認しておくと安心です。
大きなメリットは、かさばる布団を手元から離しておける期間ができることです。押し入れやクローゼットに余裕が生まれるうえ、湿気のこもりやすい収納スペースで長期間眠らせずに済むため、ダニや湿気の対策という面でも役立つとされています。布団クリーニング全般の費用感については、布団クリーニングの料金相場は?頻度とサービスの選び方もあわせてご覧ください。
保管付き布団クリーニングの料金と保管期間の目安
保管付きのプランは、布団の枚数(点数)ごとに料金が決まる定額制が主流です。サービスや布団の種類によって幅がありますが、一般的な目安は次のとおりです。
| 点数 | 保管付きプランの料金目安 | 1点あたりの目安 |
|---|---|---|
| 1点 | 8,000〜12,000円 | 8,000〜12,000円 |
| 2点 | 11,000〜16,000円 | 5,500〜8,000円 |
| 3点 | 13,000〜20,000円 | 約4,300〜6,700円 |
※料金はサービス・時期・布団の種類によって異なります。目安としてご覧ください。
表のとおり、点数が増えるほど1点あたりの単価は下がる傾向があります。家族の布団をまとめて出すほど割安になりやすいため、押し入れの中を一度見渡して、同じタイミングで洗えるものがないか確認してみましょう。保管期間はおおむね6か月前後から12か月程度まで幅があり、返送時期を後から変更できるかどうかもサービスによって違います。
保管付きを選ぶときにチェックしたい4つのポイント
保管付きは料金だけで比べると判断を誤りやすいサービスです。次の4点を見比べると、自分に合うプランを選びやすくなります。
- 保管期間と返送時期:最長で何か月預けられるか、返送日を自分で指定できるか、延長に追加料金がかかるか
- 保管環境:温度と湿度を管理した専用の倉庫で預かるかどうか
- 対応品目:羽毛布団だけでなく、毛布・こたつ布団・タオルケットなども対象に含まれるか
- 送料と追加料金:往復の送料が込みか、シミ抜きや再仕上げの扱いはどうなっているか
特に見落としがちなのが対応品目です。「布団2点パック」といっても、毛布やこたつ布団が対象外だったり、別のカウントになったりする場合があります。こたつ布団を出すときの費用感はこたつ布団のクリーニング料金相場|出す時期と保管の目安で詳しく解説しています。
保管期間が長く、布団以外の寝具にも対応しているサービスを探している方には、次のような選択肢があります。
リナビス|最大12か月の無料保管が付く布団の宅配クリーニング
創業60年の職人が手がける宅配クリーニングで、羽毛布団やこたつ布団のほか、毛布・タオルケットにも対応しています。コースには最大12か月の無料保管が標準で付いています。
保管付きに出すのに向いた時期と申し込みの流れ
出すタイミングの基本は、その布団を使い終わった直後です。夏用の布団やタオルケットは9〜10月ごろ、冬用の掛け布団やこたつ布団は4〜5月ごろが一つの目安になります。使い終わってすぐに出せば、汗や皮脂の汚れが繊維に定着する前に洗えるうえ、そのまま預けられるので収納の手間も省けます。
ただし、衣替えの時期は申し込みが集中しやすく、仕上がりまでの日数が普段より長くなる場合があります。時間に余裕を持って申し込むとよいでしょう。申し込みから返送までは、次の流れで進みます。
- 洗う布団と預けたい期間を決める:手元に残す来客用の布団などがないか、先に切り分けておきます。
- 公式サイトで点数を選んで申し込む:点数パックの場合、何を何点として数えるかを確認します。
- 届いた集荷キットに布団を詰める:袋に入りきらないときは無理に押し込まず、点数を増やすか別便にします。
- 集荷を依頼して発送する:多くのサービスで自宅集荷に対応しています。
- 返送してほしい時期を伝える:申し込み時に指定するか、マイページなどから連絡します。
返ってきた布団は、包装から出して半日ほど風を通してから使い始めると、収納中のにおいが気になりにくくなります。しまい洗いの考え方は夏布団のしまい洗いは乾燥させるのがコツ!しまい洗いの流れと注意点もあわせて参考にしてください。
保管付きが向いている人・向いていない人
保管付きが特に役立つのは、収納スペースが限られている方、季節ごとに寝具を入れ替える方、そして布団を干したり洗ったりする時間が取りにくい共働き世帯です。クリーニングと収納を一度に解決できるため、かかる費用のわりに手間が減る実感を得やすいサービスといえます。
一方で、来客用などで急に使う可能性がある布団は、預けている間に取り出せないため向きません。保管期間中に引っ越しの予定がある場合も、返送先の住所変更に対応しているかを事前に確認しておきましょう。また、1点だけを安く洗いたいのであれば、保管の付かない単品プランのほうが総額を抑えられることもあります。
寝具をまとめて預けたい方や、保管サービスの使い勝手を重視したい方には、次のようなサービスもあります。
カジタク|イオングループの宅配布団クリーニング(最大9か月保管)
イオングループが手がける宅配の布団クリーニングで、洗浄後は最大9か月の保管に対応しています。毛布は3枚で1点としてカウントされるため、布団と一緒に寝具をまとめて預けたいときに使いやすいサービスです。
まとめ
保管付きの布団クリーニングは、丸洗いと次のシーズンまでの預かりがセットになったサービスです。料金は1点8,000〜12,000円前後が目安で、2〜3点とまとめるほど1点あたりは割安になる傾向があります。選ぶときは「保管期間」「保管環境」「対応品目」「送料と追加料金」の4点を確認しましょう。押し入れに余裕を持たせながら、次のシーズンを清潔な布団で迎えられます。
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