冬用の布団を出すには早いけれど、そろそろ毛布を準備する時期になってきました。タオルケットの上に毛布をかけて調整している人も多いのではないでしょうか。秋から冬にかけて、冬毛布を準備するタイミングを見極めるのは難しいもの。ここでは、冬毛布を準備する時期と毛布を出す時の注意点について解説します。
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冬毛布と冬布団の違い
冬用の寝具として毛布と掛け布団を併用している人も多いと思いますが、最初に毛布と冬布団の違いについて整理しておきましょう。
毛布とは、綿やウール、化学繊維を素材としたもので、体の上に直接かける、もしくは布団の上にかけて保温性を高めて使用します。冬用の掛け布団は、大きく分けて2種類あり、羽毛布団とポリエステルや羊毛、綿が素材となっているものに分けられます。
羽毛布団は軽くて発熱性や吸湿性、そして保温性に優れており、羽毛布団一枚で温かさが実感できます。
それに対してポリエステルや羊毛を使った掛け布団の場合、リーズナブルな値段で購入ができ、なおかつ洗濯機で洗えるというメリットがありますが、一枚では寒いというデメリットも。そのため、冬毛布と併用して段階的に枚数を増やして行く必要があるのです。
本記事では冬用の掛け布団と冬毛布を併用している人のために、冬毛布を収納から出して使う時の注意点について解説していきます。
布団の衣替えとは
衣類にも衣替えがあるように、布団にも気温に応じて入れ替えが必要です。 寒さを感じるのには個人差がありますが、室内の温度が20℃前後になったら冬用の布団を準備します。
もう少し気温が下がり、室温が15℃以下になったら、羽毛布団や冬布団が必要になります。
室温を測る方法は、100円ショップで室温計が売られているので、1個準備しておくと布団を変えるタイミングが分かりやすくなります。
また、天気予報の最低気温を参考にする方法や、スマートフォンのアプリで室温が測れるというものもあるので活用してみましょう。
冬毛布を出す時期
冬毛布を出す時期は地域にもよりますが、室温が20℃前後で毛布。そして15℃以下で冬用の掛け布団への切り替えになります。
スマートフォンの天気アプリでは週間天気予報が掲載され、予想気温が表示されます。週間天気予報では最低気温をチェックするのがポイントです。
外気の気温ですが、急に寒くなることも予想されるので、9月から10月にかけては、気温を見ながら、少しずつ冬毛布の準備を意識するようにしましょう。
冬毛布は出す前の準備が重要
冬毛布は、夏布団へ交換する際、きれいにしてから収納していると思いますが、そのまま出して使っている人も多いのではないでしょうか。
きれいにしてから収納したつもりでも、目には見えないほこりがついてしまっています。また冬毛布は10月〜3月まで使い、4月〜9月下旬までクローゼットで保管します。約6ヶ月間空気が循環しない空間に収納しているため、ダニが発生しやすい環境になってしまっています。
冬毛布は出す前にひと手間かけることで、睡眠環境をワンランク上げることができるので、出す前の準備が非常に重要なポイントになるのです。
ではどんな点に注意したらいいのでしょうか。
冬毛布を出す時の注意点
冬毛布を出す時に具体的に注意すべきポイントは以下の5つです。
- 掃除機でカビとダニを吸い取る
- 湿気を取ってから使い始める
- 天日干しで裏表を乾燥させる
- 布団乾燥機で乾燥させる
- コインランドリーでふっくら仕上げ
ひとつずつチェックしていきましょう。
掃除機でカビとダニを吸い取る
冬毛布は、布団用の収納袋や収納ケースに入れて次のシーズンを待ちますが、クローゼットの中は空気が循環しないため、湿気でダニの温床となってしまっています。
細かなほこりも積もるので、出す前に必ず掃除機でカビとダニを吸い取ってから使うようにしましょう。
クローゼットから出したら、周りについているほこりを吸い取り、布団乾燥機で乾燥させた後、中にあるダニの死骸を吸い取るという流れになります。
つまり、掃除機を2回かけるのがポイントになるのです。
湿気を取ってから使い始める
クローゼットの中は空気が循環しないので、湿気が溜まります。そのため、冬布団を出して見えないほこりを吸い取ったら、布団を乾燥させる準備をしましょう。
布団を乾燥させる方法は2つ
天日干しもしくは布団乾燥機を使います。週間天気予報を見て、天気が良い日に家族の布団が効率よく干せるように計画します。
天日干しで裏表を乾燥させる
天日干しをする場合、表と裏の両面を干して湿気を飛ばします。
物干し竿に干してもいいですし、お庭がある家ではフルーシートを敷いてその上に広げて乾燥させる方法でもOK。
天日干しをする時間帯の目安は、冬は日が落ちるのが早くなるので、午前10時から14時を目安に、2時間ずつ表と裏を干すようにしましょう。
午前中に表、午後は裏を干すようにすると分かりやすいかもしれません。
布団乾燥機で乾燥させる
仕事をしていて、日中家にいない場合は、布団乾燥機を使います。
1枚ずつの乾燥になりますが、天気予報を気にせずスイッチを入れれば乾燥機が湿気を取ってくれるので、天日干しで干すよりも負担は少なくなります。
効率よく速く乾かす裏ワザのひとつに、毛布と毛布の間に布団乾燥機を入れてダブルで乾燥させるという方法があります。4人家族なら2枚ずつを1セットにし、どちらも裏返すと両面を乾かすことができます。
布団乾燥機を使う場合の時間の目安ですが、シングルなら片面40分〜60分程度。終わったらダニの死骸を掃除機で吸い取って終了です。
タイマーをセットして切れたらひっくり返して裏側を乾燥させる手間がかかりますが、天気を気にせずのんびり準備したいという人には便利でしょう。
コインランドリーでふっくら仕上げ
冬羽毛は、出してから掃除機をかけてその後、干してから布団乾燥機をかけ、再度掃除機をかけるという流れになります。
手間はかかりますが、きれいな布団で寝るためには必要不可欠。でも、時間も手間もかけたくないという人は、ぜひコインランドリーの乾燥機能を活用してみましょう。
クローゼットから出してそのままコインランドリーに持ち込み、乾燥スイッチを押して待つだけです。高温の熱風がダニを吹き飛ばし、なおかつ、ごみも吸い取ってくれるので一石二鳥です。
しかも、高温の熱風が繊維の間に入るので、ふわふわに!ワンコインで家事の時短にはおすすめです。毛布はシングルで約3kgなので、4人家族なら14kgのタイプを選べば十分です。
乾燥は20分〜40分で終わります。
せんたくひつじなら、無料のWi-Fiが完備なので、待ち時間に動画を見て過ごすこともできるので、時間を有効活用できるのもポイントのひとつ!
家事の合間のリラックスタイムとして、コインランドリーを活用して優雅な時間を過ごしてみましょう。
まとめ
冬毛布の入れ替えは意外と体力が必要です。出す時はもちろん、干す作業も重労働です。今年の冬はコインランドリーの乾燥機能を利用し、楽して天日干しとはまた違うふわふわの体験をしてみましょう。
せんたくひつじの各店舗は以下をご覧ください。
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