夏場は大量に汗をかくため、洗濯機を回す回数も増えます。しかし、せっかく洗ったのに汗ジミが落ちていなかったとショックを受けたことがある人も多いのではないでしょうか。ここでは、衣類に汗ジミがつかないよう、夏の洗濯で気をつけるポイントを解説します。
Contents
夏ならではの洗濯にまつわる悩み
夏は洗濯物が良く乾くイメージがありますが、実は夏ならではの汗にまつわる悩みがあります。そ。それぞれどのようなことなのか詳しく見ていきましょう。
- 汗による黄ばみ
- におい戻り
汗による黄ばみ
夏は大量に汗をかきますが、汗には色素の一つでもある「リポフスチン」という成分が含まれ、衣類についてしまうと酸化して黄ばみになってしまいます。
特に汗をかくのが、胸や背中、そしてわきの下など。汗腺と呼ばれる線から分泌されるため、衣類に吸着しますが、水分が蒸発した後は、色素の一種である「リポフスチン」が残っているかどうかは分かりません。
そのため、汗の成分は洗濯できれいに落とさないと、後に黄ばんでしまうため注意が必要なのです。
におい戻り
におい戻りとは、洗濯してきれいになったはずなのに、使うと以前の臭いがよみがえってくるものです。なんとも言えないあの臭いの原因は、繊維の奥に残ってしまっている汚れが原因なのです。
洗濯機を使っているから大丈夫と思いきや、洗濯槽の汚れや繊維の奥にある汚れを取り除かないと、におい戻りの原因になってしまいます。
におい戻りは、過去の汚れに新しい汚れが積み重なって臭いとなって表れてくるものです。対処法としては、水分を含んだ洗濯物を放置しないことや、早く乾かす、そして防菌効果が高い洗剤を使うことで防ぐことができます。
におい戻りは、日々の意識が大事なので、特に汗をかく夏はどのような点に注意して洗濯したら良いのか具体的な方法を見ていきましょう。
夏の洗濯で気をつけるポイント
夏は、汗をしっかり落とさないと衣類が黄ばんでしまうため、注意すべきポイントがたくさんあります。
しかし、これらは習慣化させてしまえば、どの季節でも活用できるものばかりなので、ひとつずつチェックしていきましょう。具体的な方法は以下の7つです。
- 汗をしっかり落とす
- 煮沸消毒して菌を死滅させてから洗濯する
- 汗の臭い取りには重曹がおすすめ
- 色柄物のお洗濯には酵素系の漂白剤
- 脱水はいつもより多めに設定してしっかり水気を切る
- すぐに干して乾かす
- 直射日光にはあてない
汗をしっかり落とす
夏は他の季節に比べて大量に汗をかきます。
衣類にもその汗が吸着してしまうので、汗をしっかり落とすことが重要なポイントです。
特に胸や背中、そしてわきの下など汗をかいている部分は、予洗いしてから洗濯をするか、もしくは、放置せず乾かしてから洗濯機で洗濯するようにします。
また、洋服を脱いだらそのまま洗濯機に入れたい所ですが、夏は放置せずその日に必ず洗うようにするのもポイントです。
まとめて洗いたい場合は、除菌用スプレーをかけて乾かしてから洗濯機に入れるひと手間を加えれば雑菌が繁殖するのを防ぐことができます。
煮沸消毒して菌を死滅させてから洗濯する
育ち盛りのお子さんや、汗をかきやすい体質の方は、いくら洗ってもにおい戻りが気になるという人も多いのではないでしょうか。手間はかかりますが、一度汗に含まれる菌を煮沸消毒してから洗濯してみましょう。
やり方は簡単!
気になる衣類をピックアップして、鍋にお湯を沸かしてその中に入れ、約10分程度煮沸消毒をして洗濯機で仕上げをします。
毎日続けるのは大変なので、特に気になるものがあったら、1週間に1回を目安に煮沸消毒をしてみましょう。
汗の臭い取りには重曹がおすすめ
煮沸消毒が面倒な人は、ぬるま湯に重曹をスプーン1杯程度入れて、30分程つけ置きします。
これは重曹に含まれる消臭効果が期待できるためです。重曹は洗濯以外でもお掃除などにも活用できるので1袋持っているといろいろなものに活用できて便利!
汗の臭いが気になる時には、洗濯前につけ置きをして、消臭してから洗濯機を回すようにしましょう。
色柄物のお洗濯には酵素系の漂白剤
夏の衣類は、Tシャツや靴下以外にも色柄物のトップスもあります。白のTシャツなら漂白剤が使えますが、デザインがあるものなどは、色落ちを防ぎつつ、汗の臭いを取るために酵素系の漂白剤がおすすめです。
酵素系の漂白剤の使い方はというと、いつもの洗剤と一緒に入れるだけ。裏面に記載された量をはかって入れるのがポイントです。
漂白剤には、白い衣類だけに使える塩素系漂白剤と、白物と柄物の両方に使える酵素系漂白剤があります。
どちらも液体と粉末がありますので、酵素系のものでライフスタイルに合わせて液体タイプか粉末かを選ぶようにしましょう。
脱水はいつもより多めに設定してしっかり水気を切る
夏物衣類は、汗の成分をきれいに取り除き、その後早く乾かすのが雑菌を繁殖させないコツとなります。
そこで、脱水をいつもより多めに時間設定をし、水分を最低限にした状態で干すようにします。この脱水の時間を調整することで、効率よく乾かすことができます。
洗濯機のコースはいつも同じコースを選んでいるという人は、脱水ボタンを見て、いつもよりも長めに設定するようにしましょう。
すぐに干して乾かす
夏は梅雨と違って、晴れているので天気を気にせず干すことができます。余裕がある分、洗濯が終わってから放置してしまっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、洗濯が終わってから放置する時間が長ければ長いほど、菌が繁殖してしまい、臭いの元になります。
そこで、洗濯機をかけたらアラームをセットし、終わったらすぐに干すことを意識するようにしましょう。
直射日光にはあてない
夏場は雨が降ることも少なく、太陽が出ているので、殺菌効果を期待して外干しする人も多いのではないでしょうか。
しかし、夏は紫外線の量が多く、生地を傷めてしまう他、変色や色あせしてしまう可能性があります。
外に干す場合は裏返して干すなどの対策が必要になるので、直射日光が当たらない場所に干すようにしましょう。
コインランドリーで夏物衣類の汗対策
夏の衣類は汗をたくさん含んでいるので、汗をしっかり落とすことが必要です。しかし、煮沸消毒や漂白剤によるつけ置きなど手間がかかるのは家事の負担になってしまいます。
そこで、汗のにおい戻りが気になる時には、コインランドリーを利用して高温の熱風で嫌な臭いも吹き飛ばしてもらいましょう。
コインランドリーには洗濯から乾燥までノンストップでできるドラムと、乾燥のみがあります。しっかり汚れを落としたい場合は、洗濯から乾燥モード。そして手軽に汗対策をしたい場合は、繊維の奥に潜んでいる汚れを吹き飛ばしてくれる乾燥モードがおすすめです。
一度洗濯から乾燥までやってみて、普段の洗い方とどう違うのか比較してみると分かりやすいでしょう。
また、慣れている方は、乾燥だけを利用して賢く汗対策をしています。
汗は一年を通して衣類につくので、特に夏の時期は、上手にコインランドリーを利用して家事の時短を図ってみませんか?
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日中は気温が高くなるので、午前中の早い時間帯や、深夜でもOK。ぜひせんたくひつじを利用してみましょう。
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まとめ
汗による黄ばみは、時間が経ってから発覚するケースも多いため、手遅れにならないように洗濯ごとに適切な対処が必要です。酵素系漂白剤やコインランドリーを利用しながら、あなたに合った汗対策を見つけてみてください。
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