タオルを室内で干す時のコツ。乾かし方のポイントを解説

タオルは一年を通して毎日使うものですが、冬は日が沈むのが早いため、仕上げに部屋干しで乾かしているという人も多いのではないでしょうか。冬は部屋干しが多くなる時期なので、干し方のコツを知っているのと知らないのとでは、家事の負担も変わってきます。ここでは、冬ならではの洗濯の悩みとタオルを室内で干す時のコツについて解説します。

冬にタオルを洗濯する時の悩み

一年を通して使うタオルですが、夏と冬とでは洗濯の仕方も変わってきます。特に冬は、乾いたのか乾いていないのか分かりづらいという点もあるため、冬ならではの洗濯の悩みとして以下のようなことが考えられます。

  1. 洗剤が混ざりにくい
  2. 洗う温度はどれくらいがいいの?
  3. 冬は何時間位干したら乾くの?

洗剤が混ざりにくい

液体の洗剤や第三の洗剤と呼ばれる進化した洗剤が開発されていますが、冬は水温が低いので洗剤が混ざりにくいというデメリットがあります。

値段が安くコスパが良いため、粉末洗剤を使っている人も多いのではないでしょうか。特に粉末洗剤は、洗濯物を干す時に、洗剤のカスが残っていたら水温が低く洗剤が溶けていない可能性があります 

洗剤の種類を問わず、ぬるま湯に入れて洗剤を溶かしてから洗濯機に入れるようにすると洗剤を全体に行き渡らせることができます。

特に冬はぬるま湯に溶かしてから洗濯機に入れるようにしましょう。

洗う温度はどれくらいがいいの?

洗剤が溶けていない、または溶けづらいということは、何度位のお湯で洗ったらいいのでしょうか。

お風呂の残り湯を使っている人も多いかもしれませんが、家族が入り終わった残り湯は40℃位のぬるま湯になっています。

洗濯をする際に汚れを落とす目安は50℃で、お風呂のお湯よりも高めの温度になります。

しかし、50℃のお湯を洗濯のために使うのは効率が悪いので、洗剤をお湯で溶かしてから洗濯物に混ぜるだけでも汚れの落ち方は変わってきます。

50℃以上のお湯を使うと繊維を傷めてしまう原因になるためおすすめできません。また、お風呂の残り湯は洗濯時のみで、すすぎは水道水を使うのがベストです。

冬は洗剤50℃前後の少し熱めのお湯に溶かしてから洗濯機に入れるようにしましょう。

冬は何時間位干したら乾くの?

冬は乾燥する時期ですが、洗濯物は乾きにくく外で干しただけでは湿気が残っているような気がするもの。冬は何時間干せば乾くのか、疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

洗濯物が乾く条件には、気温や湿度、そして立地などが関係しますが、夏は約2〜3時間程度干せば乾くのに対して、春と秋は5時間程度、そして冬は約6時間程度干さなければ乾きません。

この時間と日照時間を考えると、早めに干して取り込む必要があります。それでも天気によっては、6時間も外で干せないことも。冬は早めに洗濯して6時間を目安に干すようにしましょう。

タオルを早く乾かす干し方

ここからは、タオルを早く乾かす方法を具体的に4つご紹介します。タオルに限らず洗濯物を乾かす時のコツになるので、ひとつずつ見ていきましょう。

  1. アーチ干し
  2. V字干し
  3. M字干し
  4. 長短干し

アーチ干し

タオルを干す時、洗濯ばさみがついたピンチハンガーを使いますが、その際、両端が長いものを干し、内側には短めのタオルを干すアーチ干しというものがあります。

これは、空気の流れる道を作り洗濯物を早く乾かす干し方のひとつです。

今まではあまり洗濯物を干す順番を考えていなかった人は、ぜひアーチ干しを試してみましょう。

V字干し

V字干しとは、アーチ干しと反対で両端には短いタオル。真ん中に長いタオルを干して、アルファベットのVになるように干す干し方です。

アーチ干しもV字干しも、最終的に部屋干しで乾かすことを想定して、干す場所に応じて形を変えられるというメリットがあります。

タオルを早く乾かすコツは、空気の通り道を作ること。ぜひV字干しも簡単なので取り入れてみましょう。

M字干し

アーチ干しとV字干しは、タオルの長さが長いと干しづらいというデメリットがあります。バスタオルなどの長いタオルを干す場合は、物干し竿を2本使いM字になるようにかけます。

ピンチハンガーを使ってバランスよく干したい場合も、両端と真ん中を大きく使ってMになるように干してみましょう。たくさんの空気が入るので乾きやすさが変わってきます。

長短干し

タオルは縦長なのでいろいろな干し方ができます。真ん中に空気の通り道を作るか、それとも両端に作るか以外に、タオルの長さを利用して、ピンチハンガーを使って長いタオル→短いタオルと交互に干すという長短干しという干し方もあるのです。

交互に干す事で風の通り道ができ、乾きやすくなるというメリットが生まれます。これらの干し方は、タオル以外に靴下や下着がある時でも活用可能! 

ポイントは空気の通り道を作ることを意識して、アーチ干し、V字干し、M字干し、長短干しを実践してみましょう。 

タオルを早く乾かす方法

毎日使うタオルを早く乾かす方法は以下のように4つあります。

  1. 干す前に空気を含ませる
  2. 乾きやすい干し方で干す
  3. 間隔を空けて干す
  4. 家電を活用する

干す前に空気を含ませる

タオルを早く乾かすには、干す前にタオルのしわを伸ばしつつ空気を含ませるのがポイントです。 いつもやっている作業だと思いますが、実は早く乾くコツが含まれていました。

これからは意識してさらに空気を含ませるようにしわを伸ばすようにしましょう。

乾きやすい干し方で干す

タオルのしわを伸ばしたら、上記で紹介したアーチ干しやV字干しを意識して配置します。

日当たりや風向き、そして気温などによって乾き方に違いが出てきますが、実際にやってみてどの干し方が一番早く乾くのか見つけてみましょう。

また、これらの干し方は季節によっても変わってきます。夏はこの干し方、冬はこの干し方が早く乾く。というノウハウがあると家事の時短につながります。

間隔を空けて干す

ピンチハンガーはタオルだけとは限りません。下着や靴下なども干し、衣類はハンガーにかけて干す場合もあります。

洗濯物を干す場合には、洗濯物同志が重ならないよう、間隔を空けて干すことも重要なポイントです。

ハンガーにかけて干す場合も、丈の長さに応じてアーチ干しやM字干しも活用できます。物干しざおにかける時には、全体を使って等間隔に干すようにしましょう。

家電を活用する

冬は外で6時間干したとしても、完璧に乾いたという感覚が乏しいものです。室内に干して部屋干しで乾燥させる場合には、エアコンやサーキュレーターなどの家電を利用すると早く乾かすことができます。

冬のお洗濯は、洗剤をお湯で溶かして入れる他、洗濯物の量や干す時間、取り込んだ後の部屋干しでの乾燥など、やらなければいけないことがたくさんあります。

そこで、ちょっと楽をするためにコインランドリーの乾燥機能を使ってみませんか?

コインランドリーの乾燥機能

コインランドリーは、洗濯だけではなく乾燥のみも利用できます。特に、洗濯物の量が多い時やタオルの枚数が多い時などは、コインランドリーの乾燥がおすすめです。

コインランドリーの乾燥機を使うと、大きなドラムの中で熱風が行き渡るのでふわふわの仕上がりになります。

お気に入りのタオルやバスタオルを、ふわふわの肌触りで使いたいなら、コインランドリーを活用してみましょう。

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まとめ

タオルは日常生活の中で必需品です。毎日使うものだからこそ、完璧に乾かして使いたいものですよね。いつも以上にタオルの枚数が多い時には、コインランドリーを使ってふわふさの肌触りを体験するとちょっと贅沢な気持ちになれるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

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