コインランドリー開業は何坪必要?店舗規模と台数の目安
「コインランドリーは何坪あれば始められる? 機器は何台入れればいい?」——開業を検討する方からよくいただく質問です。先に結論を言うと、「正解の坪数・台数」は存在しません。適正な規模は物件・立地・見込み需要によって変わるからです。この記事では、10年・17店舗を経営した独立系の立場から、店舗規模と台数を考えるときの目安と考え方を本音でお伝えします。具体的な金額や台数はあくまで目安・範囲として捉えてください。
店舗規模は「数十坪〜」が一般的な目安
洗濯機・乾燥機に加え、待合スペースや作業動線が必要になるため、店舗面積は数十坪程度が一つの目安になります。小型の店舗ならコンパクトに、大型乾燥機を複数並べる店なら広めに——と、規模は構成する機器の台数と種類で決まります。ただし「広ければ良い」わけではなく、需要に対して過大だと家賃と初期費用だけがかさみます。坪数は「いくつ機器を置きたいか」から逆算するのが順序です。
台数は「立地から見込む需要」で逆算する
台数を先に決めてはいけません。順序はこうです。
- ① 立地から見込み需要を読む…周辺の世帯数・世帯構成・競合状況から、どれくらいの来店が見込めるかを推定します。
- ② 需要に見合う洗濯・乾燥の台数を決める…ピーク時に取りこぼさず、かつ過剰にならない台数を設定します。
- ③ その台数が収まる坪数・物件を探す…坪数は最後。台数と動線から必要面積が決まります。
洗濯機と乾燥機の比率も重要です。乾燥は時間がかかるため、乾燥機をやや多めに構成するのが一般的な考え方ですが、これも立地の需要(大物洗い中心か、日常洗濯中心か)で変わります。
「大型乾燥機を入れるか」で必要坪数は大きく変わる
布団・毛布などの大物に対応する大型乾燥機は集客の目玉になりますが、本体が大きく、設置スペースとガス・電気容量を要します。これを何台入れるかで必要な坪数も初期費用も大きく動きます。ファミリー層が多い立地では強みになりますが、需要が薄い場所に大型機を並べても回収できません。機器構成の考え方は開業費用の内訳もあわせてご覧ください。
「大きく作れば儲かる」は誤解(過大投資の落とし穴)
相談で多いのが、需要以上に大きく・台数を盛って計画してしまうケースです。台数を増やせば売上の天井は上がりますが、同時に初期費用・家賃・水道光熱費といった固定費も増えます。需要が追いつかなければ、稼働しない機器のためにコストだけ払い続けることになります。逆に小さすぎるとピーク時に取りこぼします。大切なのは「需要に見合った適正規模」です。地方や需要が読みにくい立地では、小さく始めて様子を見るのも有効な戦略です。
規模を決めるときの注意点(経験者の本音)
- 坪数より先に立地と需要…「この広さなら何坪」ではなく「この需要なら何台、だから何坪」。順序を間違えないこと。
- ガス・電気・給排水の容量を確認…台数を増やしても、建物のインフラ容量が足りなければ追加工事で費用が跳ね上がります。物件選びの段階で要確認です。
- 動線と待合の余裕…ぎゅうぎゅうに機器を詰めると使い勝手が悪く、リピートに響きます。坪数には余白も必要です。
まとめ:坪数・台数は「需要から逆算」する
コインランドリーの店舗規模は、数十坪〜が一つの目安ですが、本当に必要な坪数・台数は、立地から見込む需要を出してからでないと決まりません。台数や坪数を先に決めると、過大投資か取りこぼしのどちらかに陥りがちです。私は17店舗の経営で、規模設定の成功も失敗も経験しました。その実体験をもとに、あなたの物件・立地に見合った適正な規模・台数を無料でシミュレーションします。条件が合わなければ正直にお伝えし、売り込みは一切しません。
※ 費用・コストの最新の目安は物件や時期により異なります。最終的には個別の試算・専門家への相談をおすすめします。