コインランドリー経営は儲かる?利回り・収支のリアルを経験者が解説
「コインランドリーは不労所得で儲かるって本当?」——独立を考える方から、私が最もよく受ける質問のひとつです。私は10年・17店舗を自ら経営し、その全店を売却してきました。成功した店もあれば、正直に言えば失敗した店もあります。この記事では、その実体験をもとにコインランドリー経営が本当に儲かるのか、利回り・収支のリアルを、フランチャイズ本部に属さない独立系の立場から本音でお伝えします。
結論:儲かる店も儲からない店もある。「立地と稼働」がすべて
まず誤解を解いておきます。コインランドリーは「設置すれば自動的に儲かる」ビジネスではありません。儲かるかどうかは、ほぼ立地と稼働率で決まります。需要のある場所で適切に運営できれば安定した収益を生みますが、立地を読み違えれば、機器がきれいでも稼働せず赤字になります。「無人で不労所得」というイメージだけで判断するのは危険です。
コインランドリーの収支はどう成り立つのか
収益は基本的に「洗濯・乾燥機の利用料金 × 稼働回数」です。ここから次のような固定費・変動費を引いた残りが手残りになります。
- 家賃…固定費の中心。立地が良いほど高くなり、収益を圧迫しやすい項目です。
- 水道光熱費(ガス・電気・水道)…稼働に比例して増える変動費。乾燥機はガス代の影響が大きいです。
- メンテナンス・修繕費…機器は消耗品。定期的な保守や部品交換が必ず発生します。
- 清掃・管理費…無人とはいえ、清掃や見回りは欠かせません。
- 減価償却費…機器という大きな投資を年数で按分する“見えにくいコスト”です。
ここで大事なのは、売上だけを見ないこと。広告では月商の数字が目立ちますが、上記をすべて引いた「手残り」で見ないと、儲かっているかは判断できません。
利回りの数字を鵜呑みにしてはいけない
「利回り◯%」という表現はよく見かけますが、その数字がどういう前提で計算されているかが問題です。満室・高稼働を前提にした“理想値”と、現実の平均稼働での数字はまったく違います。また、利回りは物件・立地・規模によって大きく変わるため、一律の数字には意味がありません。具体的な利回りの目安は、あなたの物件で試算しないと出せない、というのが正直なところです。広告の利回りだけが独り歩きしている提案には注意してください。
開業にかかる投資の目安
収支を考える前提として、初期投資の規模感も押さえておきましょう。店舗の規模や物件の状態にもよりますが、開業費用の目安は2,000〜3,000万円程度です。この投資をどれだけの期間で回収できるかが、儲かるかどうかの分かれ目になります。回収期間もまた立地と稼働率次第で、数年で回収できる店もあれば、大幅に遅れる店もあります。
本音の注意点:儲からないケースの共通点
17店舗を経営する中で、儲からない店には共通点がありました。
- 立地を価格で選んでしまった…家賃の安さに惹かれて需要のない場所を選ぶと、稼働せず回収できません。
- 過大投資…台数や設備を盛りすぎて初期費用が膨らみ、回収が遠のくパターンです。
- 固定費を軽く見ていた…家賃と光熱費は毎月確実に出ていきます。ここの読みが甘いと手残りが消えます。
- “不労所得”を信じすぎた…無人でも清掃・保守・トラブル対応は必要。完全放置で回るわけではありません。
逆に言えば、これらを避けて立地と規模を適正に設計できれば、コインランドリーは十分に検討に値するビジネスです。条件が合わないと判断したときは、私は「無料相談」の場でも正直に「やめた方がいい」とお伝えしています。
まとめ:儲かるかは「あなたの物件」でしか分からない
コインランドリー経営は、立地と稼働次第で儲かる店にも儲からない店にもなります。一般論の利回りや「不労所得」という言葉ではなく、家賃・光熱費・メンテ費・減価償却まで含めた手残りで判断してください。私は17店舗の経営で成功も失敗も経験しました。その実体験をもとに、あなたの物件・予算での現実的な収支シミュレーションを無料でお出しします。売り込みは一切しません。
※ 収支・税制・制度の最新の取り扱いは物件や時期により異なります。最終的には個別の試算・専門家への確認をおすすめします。