「朝は忙しいから、洗濯は夜のうちに済ませたい。でも夜に外干しってしていいの?」——共働きの方や帰宅が遅い方なら、一度は迷ったことがあるはずです。結論からいうと、夜の外干しにはデメリットが多く、基本は部屋干しがおすすめです。この記事では、洗濯物を夜に外干しするデメリット、夜の部屋干しを成功させるコツ、秋に特に注意したいポイントまでを分かりやすく解説します。
夜に洗濯すること自体は、まったく問題ありません。お風呂の残り湯を使いやすい、朝の家事が減る、夜間の電気料金プランならお得になる場合があるなど、メリットもたくさんあります。
問題は「どこに干すか」です。夜の屋外は湿度が上がりやすく、洗濯物が乾きにくい環境になります。乾くまでに時間がかかるほど雑菌が増え、生乾き臭の原因になる場合があるため、夜に干すなら室内に干して空気を動かすほうが、結果的に早くきれいに乾きます。
なお、これらのデメリットは季節によって重みが変わります。夏は夜でも気温が高いため朝までに乾くこともありますが、秋から冬にかけては日が落ちてからの冷え込みが大きく、夜露の影響が一段と強くなります。「夏は夜干しでも平気だったのに、秋になって急に生乾きになった」と感じるのは気のせいではありません。
夜に干すなら部屋干しが基本。ポイントは「風を動かして、湿気を逃がす」ことです。
サーキュレーターは1台あると、部屋干しの時短だけでなく夏冬の冷暖房効率アップにも使える便利アイテムです。
部屋干しで生乾き臭をつけないコツは梅雨の部屋干し。生乾き臭をつけず早く乾かすコツ6つで、タオル類の室内干しはタオルを室内で干す時のコツで詳しく解説しています。
干す場所にも差が出ます。壁際やカーテンのそばは空気が動きにくく乾きが遅れるため、部屋の中央寄りに干すのが基本です。エアコンの除湿運転を併用できる場合は、洗濯物の近くにサーキュレーターを置いて空気を循環させると、より短い時間で乾かせます。
秋は日中は洗濯日和でも、日が短くなり気温が一気に下がるため、夕方以降の洗濯物は思った以上に乾きません。さらに秋雨や台風で湿度が高い日も多く、「夏と同じ感覚で夜に外干ししたら、朝びっしょりだった」という失敗が起こりがちです。
秋口は虫の活動も活発な時期です。夜はもちろん、日中の外干しでも取り込むときに衣類を軽くはたいて、虫が付いていないか確認すると安心です。
干す時間帯を決めるうえで気になるのが、乾くまでにかかる時間です。気温・湿度・風の有無で変わるため幅がありますが、おおよその目安は次のとおりです。
| 時期 | 日中の外干し | 夜の部屋干し(風を当てる) | 夜の外干し |
|---|---|---|---|
| 夏 | 2〜3時間 | 4〜6時間 | 乾くが夜露が付きやすい |
| 秋(9〜11月) | 3〜5時間 | 5〜8時間 | 朝まで乾ききらないことが多い |
| 冬 | 5時間以上 | 6〜10時間 | 凍ることがあり向かない |
秋に乾きにくくなる理由は2つあります。ひとつは日照時間が短くなることです。夏なら夕方まで日が当たりますが、10月以降は15時を過ぎると日差しが弱まり、そこから先はほとんど乾きません。もうひとつは朝晩の気温差です。日中は暖かくても夜に一気に冷え込むため、空気中の水分が洗濯物に戻ってきます。
そのため秋の外干しは、午前中に干して15時までに取り込むのが基本です。帰宅が遅くて日中に干せない場合は、夜の外干しにこだわらず、風を当てた部屋干しに切り替えたほうが結果的に早く乾きます。
また、秋は台風や秋雨前線の影響で急に雨が降る日も少なくありません。日中に外干しできる日は限られるため、乾かない日が続いたときの逃げ道をあらかじめ決めておくと、洗濯物をためずに済みます。浴室乾燥や除湿機、近くのコインランドリーなど、使える手段を把握しておきましょう。
「明日の朝までにどうしても乾かしたい」「部屋干しのスペースがない」というときは、コインランドリーの乾燥機が頼りになります。ガス式の高温乾燥なら、20〜40分でふんわり乾き、生乾き臭のリセットにも役立つとされています。夜遅くまで営業している店舗も多く、仕事帰りにも利用しやすいのが魅力です。料金や時間の目安はコインランドリーで乾燥機だけ使える?料金と時間の目安を解説を参考にしてください。
夜の洗濯はOK、ただし干すのは「外」より「部屋の中」が基本です。夜の外干しは夜露・虫・防犯の3つのリスクがあるため、サーキュレーターで風を動かしながらの部屋干しに切り替えましょう。日が短くなる秋は特に乾き残りやすい季節。夜干しのコツを押さえて、朝までにすっきり乾く洗濯習慣を作りましょう。
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